「豆腐ダイエット」マジおすすめ
最近何かと騒がれている糖質制限、あるいは低炭水化物ダイエットですが、人体実験のつもりでやってみたらかなり効果がありまして、30代だからともう諦めていた腹の肉が4か月程度であっさりと落ちて、20代のころのウェストを取り戻すのに成功しました。
おかげで、スーツを全部作り変える羽目になりましたが・・・
で、これはかなり自分と同じような境遇の人にお勧めできるな、と思ったので、その理由とおすすめのやり方を簡単にまとめておきます。
あらかじめ言っておきますが、ここで対象とするのは、
- 仕事が忙しい独身男性で
- とても栄養管理にまで気を回す余裕はなく
- どうしても外食中心になりがちだが
- 可能な限り食費は抑えたい
というようなタイプの人です。
「専業主婦の嫁さんが適正な栄養管理してくれている」とか、「料理がプロ級で自分自身で毎日ちゃんと栄養バランスの取れた食事を取れる」とか、そういう人は対象とはしていません。
またここでいう糖質制限、あるいは低炭水化物ダイエットは、何も炭水化物をゼロにするというような極端なものではなく、単に「炭水化物の摂取を意識的に抑えよう」という程度のものです。
なぜ糖質制限がおすすめなのか
①「耐えられない飢餓感」を取れ!
なぜ糖質制限がお勧めなのか、その最大の理由がこれです。
とにかく空腹感に耐えられず、そしてがつがつと詰め込まないと食べた気になれない方はいませんか?
実は僕がそうで、とにかくお腹がすくと我慢ができなくなる。
で、腹いっぱいになるまでガツガツ食べないと満足できない。食べた気にならない。
ランチを食べる時も必ず大盛り、自炊するときもご飯・スパゲティなどを腹いっぱいに詰め込む。
でも今になってわかるんですが、これ実は「空腹に我慢ができない」のじゃないんですね。
正確には、「糖質依存」なんです。
詳しくはわからないのですが、炭水化物を大量に摂取することにより、一時的に高血糖状態になり、そこから血糖値が下がることからくる飢餓感らしいのです。
まずこの「耐えられない飢餓感」を取り去ること、そして「耐えられる空腹感」に戻すことが糖質制限の第一の理由です。
自分の場合、炭水化物の摂取を断って一週間くらいして、この飢餓感が完全に取れました。
すると「あ、そういえば俺いま腹が減ってるなあ」という、「普通に耐えられる空腹感」になってきました。
そうなると、無理に腹いっぱいに詰め込む食べ方がなくなります。
腹八分目程度でも普通に満足できるようになりました。
こうなれば、普通に食べていても自然にやせていく状態になっていきます。
ですので、糖質制限をされる方は、まず一週間くらいは完全な炭水化物断ちを行い、糖質依存を取り去ることをお勧めします。
一度飢餓感を取り去れば、それだけでかなり改善されるはずです。
②日本の食生活は炭水化物にあふれている
二つ目はこれですね。
糖質制限を意識するようになってから、身の回りにあるメニューを眺めると、その炭水化物の多さに唖然とします。
以前なんか「ラーメンチャーハン定食」とか「ざるそばかつ丼定食」とか普通に食べてましたからね・・・。
グラコロバーガーとか、お好み焼き定食とか笑えませんね・・・。
なぜこうも炭水化物だらけになるのかというと、一つは「主食」と「おかず」という日本的食事の組み立てが問題なんだと思います。
もちろん、完全な和食メニューばかりならいいんだけれど、そこに食生活の西洋化が重なった結果、やたら炭水化物を取るメニューになってしまった、ような気がする。
例えばおふくろの料理の代表である「肉じゃが」。
一説には、かの東郷平八郎が英国のビーフシチューを食べたくて料理人に命じてできた料理とされていますが、「ジャガイモ」って外国では主食級の食材ですよね。
それをご飯と一緒に食べるわけですから、もう「主食を主食で食べる」という「ライス定食」並みの食事になってしまうわけですね。
もう一つは、穀物・イモ類は安いので、外食費をケチろうとするとどうしても食事が炭水化物だらけになるということです。
ただでさえ働き過ぎの日本人ですから、仕事している独身男性は、なかなか毎日の食事を自分で作るのは難しい。でも食費は抑えたい・・・。
で、否応なしに炭水化物だらけになってしまう・・・。
もちろん、以上は適当に言ってるので間違っているかもしれませんが、実際統計的にも、日本人は糖尿病が国民病ですからね。
食習慣そのものが、炭水化物多目になっているわけです。
だからこそ、ある程度意識的に炭水化物の摂取を制限する必要があるわけです。
③わりと簡単
本当ならカロリー計算とか、そういう栄養学的なものを勉強するべきなんでしょうけど、仕事を持つ独身男性なら普通そこまでできないですよ。
それに比べれば糖質制限はわりと簡単です。
要するに「ご飯・穀物・イモ類・糖分を減らす」だけ心がければいい。
もちろん、本当に健康な食生活を送りたいならもっときちんとするべきだと思います。
でも、そんな「完全に健康な食生活」を毎日維持できる人ならば、そもそもダイエットとか気にする必要が無いわけで。
「完全に健康な食事」なんでどの道無理な独身男性なら、「どうせ不健康なら糖質制限やろうぜ」みたいな感じでやった方が良いと思います。
でもどうすれば?
もちろん、糖質制限はいざやってみるとなかなか難しいです。
上に上げたように外食依存度の高い生活だとどうしても炭水化物は避けられないし、しかも食費がけっこう高くなります。
糖質制限食とかネットで調べるといろいろ出てきますけど、やたらと値段が高かったり、準備がめんどくさそうだったりでとても続きそうにない。
なるべく安く、簡単に準備できて続けられる、そんなやり方は無いかなーということで、僕がたどり着いたのがタイトルにある「豆腐ダイエット」です。
やり方は簡単で、要するに「主食を豆腐にする」というだけ。
基本的には、朝と晩、家での食事だけご飯の代わりに豆腐を食べます。おかずは普通です。
また外出時の食事とかも普通通りでよい。
これだけでもかなり効果がありました。
なぜ豆腐がお勧めなのか
①安い
いろいろ試しましたが、豆腐はボリュームがあるのに安い、庶民の味方の代表ですね。
まあお米やパスタの方が安いっちゃー安いんですが、豆腐もそれに匹敵する安さです。
②簡単
豆腐中心の食生活になってつくづく感じますが、豆腐は究極のインスタント食品ですよ。忙しいときでも準備なんかほとんどいらない。
お湯を沸かして3分まつインスタントラーメンよりも簡単に食えます。しかも安くて健康的。
仕事に忙しい独身男性にうってつけの食材です。
さらに豆腐はご飯並みにおかずの受けが広いです。
和食から洋食・中華まで、いろんなメニューに合うので、いろいろ考えなくても良いというのも助かります。
③飽きない
僕の場合、基本的には冷奴で食べることが多いんですが、それでもひと工夫で色んな味のバリエーションが楽しめます。
オーソドックスな醤油と鰹節でもいいし、ごま油やオリーブオイルに軽く塩を振ってもおいしい。
野菜サラダにちぎった豆腐とドレッシングでサラダにしてもいい。
納豆と豆腐も合いますね(ミツカンさん、あの「麻婆豆腐」復活してください・・・)
「つけて味噌かけて味噌」で田楽風味。「おかずになるラー油」「なめたけ」も合います。
あとS&Bの「生風味たらこ」。これ豆腐にかけるとおいしいですよ。
さらに個人的におすすめは「カレー豆腐」。
豆腐をざるにあげて水を切って、それに茹でたレトルトのカレーをかける。
普通においしいです。
さらに時間があれば、湯豆腐とか豆腐ステーキもいいですね。
とにかく、色んな味のバリエーションが簡単に楽しめるのでなかなか飽きません。
というわけで、ものぐさな独身男性の方におすすめの豆腐ダイエット、ぜひ一度試してみてください。