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vivotab note8のケースを改造したら神タブレットに化けた

道具の使い勝手というのは、道具それ自体の特性というよりも、使う側の使い方にも大きく左右されるのだなあ、という話。

 

さて購入して以来愛用してきたvivotab note8だが、最近いまいち影が薄くなってしまっていた。

が、このたびふと思い立ってケースを改造してみたところ、めちゃくちゃ使えるタブレットに大変身した。

 

vivotab note8のケースについては、同じような悩みをお持ちの方も多いと思われるので、ちょっと記しておきたい。

 

二つの選択肢

さてvivotab note8のケースは色々あるけれど、選択肢は大まかに二つに分けられると思う。

 

一つは、以下のような形の、ケース裏側に溝があって立てかける角度が2段階に調整できるタイプのもの。

 

もう一つは、以下のような形の、ハンドストラップやペン収納ベルトが付いているタイプである。

便宜上、前者を「スタイリッシュタイプ」、後者を「ハンドストラップタイプ」と読んで分けておきたい。

これらはそれぞれ、メリットとデメリットがある。

 

スタイリッシュタイプのメリット・デメリット

このタイプのケースの良さは比較的に軽量・薄型であることと、卓上での使い勝手である。

 

仕事にもよると思うが、外出が多く出先の作業でタブレットを使う場合、やはり喫茶店などで使用することが多いと思われる。

そのような場合、卓上で見やすい角度に調整できるというのはかなりありがたい。

 

特にペンを用いるような場合には、寝かせ気味の角度で使用するのが望ましい、というか、立てる角度が急だとペンを押し付ければ倒れてしまうわけだから、実質的にそうするしかない。

 

そのようなわけで卓上での作業時には便利なのだが、このケースの問題はペンの収納場所が無いことと、卓上以外での使い勝手である。

 

もちろん人によって色んな用途があるとは思うが、僕自身の主観では、デジタイザ付きwindowsタブレットの最大のメリットは、onenoteとの併用による情報処理の汎用性と生産性だと感じている。

 

例えばバスや電車での移動時に資料を集め、それに書き込みを入れて保存するとか、電話やミーティングで誰かと喋りながらメモやアイデアを書き出すとか、である。

 

とはいえこのような用途に用いる場合には、付属のペンではやはり機能不足で、やはり2ボタン+消しゴム付きのペンが必須だと感じる。

 

そんなわけで自分はいわゆる富士通ペンを使っているのだが、問題はこのペンをどこに収納するかである。

必要に応じてサッと使えるためには、やはりケースに収納できるのが望ましい。

 

さらに移動中など立ちながら片手で持って使用するには、8インチは微妙なサイズである。

片手で安定して持つためには、やはりバンカーリングなりハンドストラップなりが欲しいところだ。

 

ハンドストラップタイプのメリット・デメリット

というわけで僕はvivotab note8購入以来、こちらのハンドストラップタイプを愛用してきた。

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右のゴムバンドにペンを収納し、中央のハンドストラップに手を通して用いる。

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少し厚みがあるが、畳んだ様子も安っぽさが無く、手帳のような外観なのも良い。

 

というわけでこのケースはかなり気に入っていたのだが、問題もあった。

一つは、ベゼル部を覆う構造のため、画面外からのフリックがしづらいということ。

 

そして最大の問題は、立てたときの角度である。

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垂直に近い角度で固定されるため、卓上でのペン作業がとてもやりづらいのである。

 

卓上での作業がやりづらいと、せっかく資料やメモを集めても、整理する作業が億劫になってくる。

で、onenoteには活用されないままのメモや資料が増えていく。

 

そうなると、やがてメモ取りや資料集めにvivotabを使うこと自体が減っていく。

 

かくして、単なる娯楽・閲覧だけでよいということになれば、じゃあandroidで良いよね、ということになるわけだ。

 

以上をまとめよう。

 

ハンドストラップタイプは場所を選ばず作業するのに向いている、すなわち汎用性が高いが、肝心の卓上での作業がやりづらく、生産性が落ちる。

 

スタイリッシュタイプは、卓上で便利であり生産性を高めてくれるが、ペンが収納できず片手持ちもしづらいので取り回しが悪く、汎用性が低い。

 

というわけで、vivotab note8の汎用性と生産性を生かすためには、両者の長所を併せ持つケースが欲しい、という結論になる。

つまりハンドストラップとペン収納ベルトがあり、かつ角度調整ができるケースである。

 

当初は、同じようなニーズを持つ人も多いだろうから、いずれそういうケースが発売されるだろう、と思っていた。

ところが、待てども待てども一向に出てこない。

というわけで、無いなら作ってしまえということになったわけである。

 

というわけで自作した

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自作といってもたいしたものではない。

 

ベースにしたのはスタイリッシュタイプであり、そこに100均で買ってきた、なんか手帳とかを閉じる用のゴムベルトをつけただけである。

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で、ベルトの端っこを少し余らせて、布用のボンドでくっつけてホッチキスで閉じてペン収納場所を作った。

 

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一つ注意点は、このスタイリッシュタイプは、蓋を噛み合わせて固定する部分がとてもきつく、そのまま閉じると端末側面にキズが付きやすいということである。

なのでニッパーなどで噛み合わせの部分を少し広げてやったほうが良い。

確かに蓋がパカパカするが、別に不都合はない。

 

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持つときはこのようにゴムベルトに手を通す。

ちょっと緩めだが、これでも十分に安定する。

 

本当に子供の工作みたいなちゃちな改造なのだが、個人的にはものすごく便利になった。

 

まず重さはさておき、ハンドストラップタイプに比べて薄くなったのでかさばらなくなった。

また卓上での作業が捗るから作業の継続性が上がり、それがさらに作業効率全体を高める結果となった。

 

まあこの辺はiPadでもandroidでも同じなんだろうけど、やはり使いこなすための熱意と工夫があれば、道具はどんどん便利になっていくんだなあ、とあらためて感じた。