padfoneレビュー(1)
さて、Padfoneのレビューの続きです。
えー、まず詳しいスペックやら基本的な外観やらは、すでに動画や情報がたくさんあるので、ここでは実際に使ってみて気になった点などを中心にまとめていこうと思います。
(一応、Quadrantのベンチ結果のせときます)
●購入方法
まず基本的なことですが、現在padfoneは海外でしか売ってません。
国内で売ってるのも、すべて輸入品です。
海外版ですが、普通に日本語に設定できます。
(フォントが、いわゆる「中華フォント」になるので、それが嫌ならroot取る)
買うのであれば、ebayがお勧めだと思います。
値段はだいたい9万くらい。
クレジットカードか、VISAデビッドカードがあれば簡単に買えて、だいたい3日で届きます。
(詳しい購入法はググってください)
●外観・スマホ
・薄さは9.2mm、重さは129g かなり薄型だと思います。
・裏は高級感あるけど、プラスチック製
・蓋の開け方は、爪でパカっと開ける。最初は怖い。蓋を開ければ、中にSIMカードとmicroSD入れるところがある。
・LEDが無い!ので、電源on・offとかはランプの状態ではわからない。が、さほど困らない。
・まあ、スマホこれが初めてなんで、比較しようが無いんですが、ひとまず困ったことや問題点などはありません。
●外観・タブレットステーション
・重い!スマホ本体が129g、ステーションが724gで、あわせて約850gになる。
・厚い!公称は13.55mmだけど、スマホ合体部は明らかに20mmくらいあると思う。
・が、重心が偏っているので、写真のように持てば持ちやすく、重さや厚さはそれほど気にならない。
・しかしスピーカーは、背面部に一個だけ!モノラル!
・またタブレットには、イヤホン穴以外に接続部はなし
・全般的に、タブレットとしては微妙な感じ。少なくともTF101のほうがタブレットとしての携帯性では上だと思う。それでも、愛が有れば全然気にならないですが。
●外観・キーボードドック
・SDカード、USBなどはキーボード・ドックにある。なので、実質的にキーボードドック付きのフルセットがデフォ。
・海外製なんで、印字はご覧のとおり
・またエンターキーが小さいなど、日本語版キーボードと微妙に違う。慣れれば困らないけど、慣れるまではエンター押し間違い頻出。あと「@」が「2」のキー位置にある。
・基本的に、キーボードドックはTF101と同じものだと思う。実際、やろうと思えばpadfoneタブレットをTF101用のキーボードに差し込むことも可能。
ただし、厚さが違うので、下手するとタブレットに傷がつく恐れがある。あまりお勧めできない。
・また、TF101に比べて、キーボード・ドックとの抜き差しが固い。TF101はタブレットの合体・離脱が「カチャリ」と気持ちいいくらいだったが、padfoneは固いのでちょっとフラストレーションが溜まる。
・最大の難点は、デザインの統一性!
↓TF101は、タブレット・キーボード共にデザインに統一感・一体感がある。
↓padfoneは、タブレットがどら焼き型であり、それに対してキーボードが平板なので、閉じたときの統一感の無さが半端ない。
●スタイラスについて
padfoneの売りの一つは、ブルートゥースで通話が可能なスタイラスなんですが、自分はauなので、携帯電話としての使用は全く考えておらず、そのためスタイラスは購入していません。
●まとめ
とりあえず、外観を中心にレビューしました。
気になった点を中心に書きましたが、だからといって不満があるわけじゃないですよ。
TF101と比べてみた場合、やはりスマホ状態にできる、というのが大きなアドバンテージです。
TF101では、確かにタブレット状態にできるとしても、使用できる状況がかなり限定されました。
例えば、徒歩移動中に次のバスの発車時間を調べるとか、混んだ電車で立ち乗りしながら作業を行うといった場合、カバンの中でキーボードから外してタブレットだけ取り出す、といったことはまずできませんでした。
それに比べ、やはりスマホ状態にできる、というのはpadfoneの大きなアドバンテージです。
例えば、バスで座ってキーボードから文書を入力し、それから込み合った地下鉄車内で立ったままスマホをいじりつつ文書を整形し、そして喫茶店などで座れる状態になれば再びノートブック型にして本格的に文書入力を行う、など、作業をシームレスで続行できる。
これは、padfoneが単なるキワモノデバイスというだけでなく、実用性の点でも、新しい使用感覚を提供してくれている点だと思います。まさに、状況を選ばないデバイスです。
しかし、その分、タブレット状態での使用は、TF101に比べてかなり減りました。
とにかく、タブレット単体で見た場合の使い勝手の悪さがかなり目立ちます。
結果として、ノートブック⇔スマホという使い方が、ほぼメインになっています。
というわけで、今回はこんなところで。
次回は、主にソフト面からレビューをしていきたいと思います。